ヤマトヌマエビ繁殖のあれこれ

ヤマトヌマエビの繁殖を中心にアクアリウム体験を書いています

ミクロラスボラsp.ハナビの治療

治療に入ります

2週間前に腹部の異常を発見したミクロラスボラハナビの1個体。

体色はよいものの、やや泳ぎに弱さを感じるようになってきました。

さらに先週末に腹部に充血が見られたため、このまま観察していても良くなることはないと判断し、治療に入ることにしました。

 

今まで治療実績0件のため、今回は丁寧に段取りして臨みます。

↓2週間前に異常を発見した際の様子

makose.hatenablog.jp

 

腹水病と仮定しての治療

日によって、腫れの程度に変化が見られるのですが、縦・横から見て、正常時よりも常に腹部は膨張気味です。

エロモナス菌が内蔵に入り発生するという腹水病と判断しました。

腹部が腫れているミクロラスボラハナビ

 

エルバージュエース

以前ハナビが白点病にかかった際に購入したエルバージュエースを使います。

強い薬のようで、説明書にも4時間or24時間のいずれも短時間での用法が記載されています。

エルバージュエース
付属のスプーン

 

薬の分量の測り方(備忘メモ)

「60Lに対し0.5g」が規定量です。

しかし、薬浴で使用する隔離ケースは大体500ml・・・。

どうやって測るのか毎回困惑します。

 

以下は、薬を購入したアクアショップの店員さんに教えて頂いた計測方法。

・2Lペットボトルに付属スプーン摺り切り0.5g投入(これが60L分)

・500ml(0.5L)に必要な量の算出式は2000ml×(0.5L÷60L)≒17ml

なので、薬浴ケース500mlに2Lの薬液から17mlをスポイトで移し完了。

薬の分量の測り方

 

薬液準備中に、治療用ケースを水槽に入れて水温を合わせておきました。

治療用ケースの水温合わせ中

 

ハナビを移動し治療開始

以前は薬液を投入後に病魚を入れていました。

今回は治療ケースにカルキを抜いた水を用意し、先に病魚を移しました。

そして薬液を点滴法のように何回かに分けて投入。

この方が水の変化が少しでも少なかろうと思っての対処です。

 

60cm水槽に隔離ケースを設置して薬浴。エアレーションもかけてます。

エルバージュエースで薬浴を開始 

ここから一晩過ごしました。

いつもは夜間の水槽の様子も見に行きますが、今回はグッとこらえて安静にしました。

 

↓翌朝の様子。やはりお腹周りは膨らんだままです。

回復する場合は、どのような経過で回復するのか知りたいです。

上から見た様子

 

・・・そして規定の24時間が経過。

お腹の縦方向の腫れは収まっていますが、充血は残ったままです。

隔離当初からそれなりに元気だったのですが、薬浴24時間後も泳ぎはしっかりしています。

治療を終えたハナビ

 

まだ病気が回復したとは思えませんが、薬害が怖いので用途通り24時間で切り上げることにします。

元の水槽に戻すときも丁寧に水合わせをして戻しました。

 

 

今のところは、元の水槽で他のハナビに混じってこれまでのように泳いでいます。

今後快方に向かうことを願うばかりです。

 

  にほんブログ村 観賞魚ブログ 水槽へ
にほんブログ村